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自作スピーカーについて2 [オーディオ]

STEREO_MAIN.jpg


 以前自作スピーカー(以下「SP」と略します)について簡単にふれましたが、あまりに簡単すぎて分かりづらかったのを反省して、もう少し詳細を書こうと思います。
 今回はメインSPです。
 ユニットはFOSTEXのFE-103(10cmフルレンジ)+FT-17H(ホーンツイーター)です。FOSTEXは自作SPユニットの草分け的存在のメーカーです。かつては、同じような専業のCORALというメーカーもありましたが撤退しました。Technicsも同様です。SP自作でお金のある人はJBLなどを使いますが、私はそうでないのでFOSTEX ONLYです。
 自作SPの構成としては、選択として
  1.フルレンジ+ツイーター
  2.ウーファー+ツイーター
のどちらかですが、これが不思議なもので、やはりコストから1.です。ウーファーは結構高いんです。
 1.のいいところは、再生のほとんどの音域をフルレンジに任せて、足りない高音のみツイーターで補足するという発想で作ると伸びやかないい音が作れるところです。低音不足はSP BOXをバスレフとしてダクトで補います。だから、設計思想としては、フルレンジの高音は抑制しない(コイルを入れない)でツイーターの低い音域のみをコンデンサでカットし周波数特性をうまくクロスさせる方向にもっていきます。
 詳細仕様は下記の通りです。
SPユニット
 FE-103(10cmフルレンジ) 8Ω 最大入力(15W)
 FT-17H(ホーンツイーター) 8Ω (再生周波数~37KHZ)
SP BOX
 内容積:5リットル(板材 ベイマツ/カット 東急ハンズ)
 方式 :バスレフ(リアーダクト=>形状正方形、ダクト共振周波数100HZ)
回路
 コンデンサ1個(FOSTEX製)/SP1個当たり、クロスオーバー周波数16KHZ付近)
 ツイーター用アッテネーター フルターン-20dB 1個(FOSTEX製)/SP1個当たり

※補足
・ツイーターはホーンを使っているのは、かつて市販のコーンツイーターを使ったDiatone 3ウェイSPで痛い目にあったからです。コーンツイーターは劣化が早く2~3年でだめになり、音が歪んで聞けません。確かに、フルレンジも紙コーンなので劣化しますが、直射日光に当たらなければ5年以上は持ちます。ちなみに、私の場合フルレンジは3代目です。
・カットを東急ハンズでしてもらったのは、45°斜めカットがあったことが最大原因です。あとカット精度が良いことです。(もともとカーステレオ用SPとして設計し、5角形という特殊な形をしているため。)
・ダクト共振周波数は通常70~80HZくらいを狙いますが、トーンコントロールでBASSブーストをしっかりきかせるため通常のBASSコントロールの中心周波数である100HZとしました。
・蛇足ですが、このSPは自作SP3回目の製作でした。最初の作品はFOSTEX FE-83にコンクリメントを塗って失敗。2作目はCORAL FLATiiの16cmフルレンジ+FOSTEX FT-17Hでした。2作目は10年くらい使いました。

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