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バックロードホーンにスーパーウーファーが必要な理由 [オーディオ]

FE-126En単発で長岡鉄男氏設計のD-100をt=12mmのパーティクルボード用に図面を引き直し、D-100改を製作し、聴いています。バックロードホーンの箱は塗装した後、下方ホーン出口の仕切りと仕切りの間に大きめの玉砂利を敷いてみました。その上に、長岡鉄男氏お勧めの布を敷いてもみました。
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エージングも終わったので、結論づけて良いかと思います。
CDプレーヤー DENON DCD-755RE(SP)、プリメイアンプ DENON PMA-390RE(SP)でJ-POP、洋楽(POPS、JAZZ、DISCO-MUSIC)、ヒュージョン(image3)などを様々なアーティストで聴いてみました。バックロードホーンの音で特徴的なのは、ユニットに磁気回路を強力なものを選ぶことから、あまり余韻を残さない、ハイスピードでちかもパンチ力のある音楽表現がすばらしいところだと思います。これはジャンル、選ばず、ボリュームを下げてもバランスが良いところが、バスレフとの最大の違いだと思います。ただし、唯一欠点と言えば、ホーンの長さがどうしても有限なので、カットオフ周波数が存在し、今回制作したD-100は64HZです。この周波数以下の音は出てきません。よって音源によっては64HZ以下のローエンドまで伸びているものもあるため、低音不足に感じます。
長岡鉄男氏はバックロードホーンに必ずと言っていいほど、ASW方式のスーパーウーファーを組み合わせていた理由がここにあると思います。
低音を下げるには20cmクラスのfoが低いフルレンジユニットを使うという解決法もあると思います。しかしFE-206Enは定価(税抜)で1本13,000円します。2本で26,000円これは高すぎます。
また、ASWには2つの問題があります。
1.長岡鉄男氏がよく使われている、FOSTEXのFW-168N(現行FW-168HS)は1本定価23,500円(税抜)。ASWの場合は通常左右必要なので、2本で47,000円(税抜)と高価すぎる。
2.ASWは超低周波まで力強くドライブできるので、20HZ近傍は低音というより振動に近く、部屋のつくりによっては、部屋全体を振動させてしまうほどのパワーがあり、実用上使えない。
ASWを作るくらいなら、FOSTEXの20cmフルレンジFF225WK(1本定価13,500円・税抜)で大型バスレフを作った方が、ローエンドの伸びた音楽を楽しめます。
つまり、バックロードホーンはハイスピードで迫力ある音だが、低音がやや寂しい。しかし、小さな音でもバランスが良い。
他方、バスレフはユニットを厳選すればローエンドの伸びた迫力ある音が楽しめるが、最適音量があり、小音量時は低音不足に陥る。
それぞれ一長一短なので、使い分けて楽しむというの私の結論です。

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