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バーチカルツイン自作スピーカーBOX設計完了 [オーディオ]

手元にあるFE-103En4本の活用策です。
バーチカルツインですが、箱は1部屋ではなく、2部屋構成でバスレフで異なるダクト周波数を持つ2つの箱をくっつけたようなものです。
BSP-801.jpg
なぜ、こうなったか。理由はシンプルです。この方が安いからです。長岡鉄男氏の場合、バーチカルツインで箱が1部屋の場合、必ずと言っていいほど、直列にのコイルを入れます。また、そのコイルと並列に、抵抗を入れます。左下図の場合L=18mH、R=16Ωです。もし、スピーカーが同じ8Ωでも並列つなぎした場合は、L=3.5mH、R=4Ωです。
PST回路.jpgPST回路2.jpg
このネットワークを入れない場合のスピーカー単体特性は右上図のAのような特性になります。ネットワークを入れますと右上図のBのような特性になります。
このネットワークが意味するのは、中高域を抑えて低音を持ち上げることが目的です。長岡鉄男氏はこれをPST方式と命名しています。
これは、PST方式を採用したバーチカルツインで箱が1部屋の場合(BS-36)の周波数特性からの推定ですが、PSTを入れても結構ハイ上がりな特性になっています。PSTなしの場合、相当低音不足でハイ上がりな、バランスの悪いスピーカーになっていたと思います。理由は推定ですが、1部屋に同じユニットを横並びにして配置した場合、双方が背面に出す中高音が直接音・箱の中で反射した間接音とも相手のユニットから出てしまい、中高音を結果的に増強してしまうからではないかと推定します。
しかし、今時18mHなんてとても高いんです。4000~5000円します。これでは、遊んでいたユニットの活用になりません。困り果てていたら、BS-17という長岡鉄男氏設計のバスレフで異なるダクト周波数を持つ2つの箱をくっつけた製作例がありました。当然、ネットワークは不要です。


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