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過去の失敗作スピーカーを改造 [オーディオ]

過去の失敗作スピーカーを改造しました。
かつて、FOSTEX FE-103En×2発のバーチカルツインスピーカー(独立したバスレフを2つ結合した構造)を製作しましたが、中域ばかり盛り上がり、低域と高域が沈んだ、いわゆるカマボコ型の最悪のf特のスピーカーになってしまいました。原因は推定ですが、2本のスピーカーの距離が近いため、音が相互に干渉し、低域と高域は打ち消し合う方向に、中域は強め合う方向になったと思います。
この箱は、大変頑丈に制作したためもったいないため、13Lのバスレフ(fd=58HZ)側のみ生かし、新たに、FE-103Enよりマグネットが強力な、コイズミ無線オリジナル・フルレンジスピーカー100W03B(現在、販売中止)をメインに、ドームツィーターART社製コイズミ無線取り扱いのART-25HP-03(こちらも、現在販売中止)を使い2WAYバスレフスピーカーに再生しました。
BSP-801大幅改.jpg
ツィーターがついている側のバスレフ箱は吸音材を沢山詰めて、実質密閉型に近いです。ネットワークはツィーター側に6dB/octのフィルムコンデンサー1.5μFでクロスオーバー周波数は18kHZとしました。100W03Bは10kHZから高域はだら下がりのf特なので、この程度の周波数としました。
音は、トーンコントロールのBASSでほんの少し低域を増してやればちょうどいいバランスでバスレフポートからもしっかり低音が出ます。100W03Bのfo=75HZなので、おおざっぱな計算上では58HZの音は出るはずだったのでほっとしました。
100W03BはFE-103Enよりマグネットが強力とは言え、マグネット重量が190gから271gに増えた程度なので、13Lという箱が大きすぎた感はあります。とは言え、手塩にかけて制作した箱が再生できたことはうれしい限りです。
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