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スピーカー工作の基本&実例集2015年版 (ONTOMO MOOK) ムック注文しました [オーディオ]

スピーカー工作の基本&実例集2015年版 (ONTOMO MOOK) ムック – 2015/7/18発売を予約注文しました。バックロードホーンは今まで、板取の複雑さと工作が面倒なので避けてきましたが、どうしても一度試したいと思っていました。
これに組み合わせるスピーカーはSTEREO8月号の付録として付くということで調べてみました。すると、どうも妙なんです。STEREO8月号の予告の表紙外観を見ると、どう見てもFOSTEXのP1000Kそっくり。さらに見ると、型番はP1000。スペックはP1000Kをスペックダウンした感じの10cmフルレンジスピーカーです。
P1000Kスペック(fo=83Hz、入力36W、mo=3.1g、Qo=0.53、マグネット重量120g)
P1000 スペック(fo=90Hz、入力12W、mo=3.3g、Qo=0.8、マグネット重量103g)
その他、出力音圧レベル、再生周波数域(fo~16kHz)は同じ。
P1000が2個付いて、STEREO8月号の価格は3,990円。高くないですか。amazonでP1000Kは今なら1個1,590円、2個なら3,180円で購入できます。
もう1つの疑問はP1000はスペック上、どう見てもバックロードホーン向きではないんです。私は一度もバックロードホーンを作成したことがないので、長岡鉄男氏の受け売りですが、「長岡鉄男のオリジナルスピーカー設計術1こんなスピーカー見たことない」(音楽之友社 ONTOMO MOOK AUDIO)の記述を見ると、バックロードホーンに向いたユニットは、下記の条件を満たすユニットです。
 ・軽量振動版(=低mo)
 ・ハイコンプライアンス(=低fo)
 ・強力な磁気回路でオーバーダンピングタイプ(=低Qo)
 ・密閉、バスレフ、ダブルバスレフでは低音不足になるユニット
結論から言いますと、P1000K、P1000はこれに向いていません。
FOSTEXの10cmフルレンジライナップからいくと、FE103en、FE108E Σが向いています。FE108E Σは高価なので、FE103enのスペックを見ますと、fo=83Hz、mo=2.55g、Qo=0.33、マグネット重量193gでP1000系列に比較すると明らかに、こちらのスペックの方がバックロードホーン向きです。ただし、FE103en実売価格はコイズミ無線でも1個 5,178円(内税)+送料です。2個購入するとユニットだけで1万円越えです。このハードルが高くてP1000にしたのでしょうか?
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