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FOSTEX P000Kの2way化2 うまくいきました(訂正版) [オーディオ]

P1000KとDAYTON AUDIOのドームツイーターND20FA-6の2WAY化成功しました!(いくつか誤記がありましたので、訂正しました。)
成功に至るまでに課題が3つありました。
1. ネットワークの設計とクロスオーバー周波数をいくつにするか?
2. ネットワークをいかに庶民感覚的な安さで実現するか?
3. ドームツイーターをバッフルに直に接着すると、ユニット交換ができなくなる。どうするか?

1.と2.の解決
 stereo誌に載っていた、P1000K+FT207Dの複雑なネットワークは気に入らないので、長岡鉄男さんの信者としては、「フルレンジはそのまま高音まで自然に伸ばす。よって、コイルは入れない。概してコイルは音を悪くする。」、「フルレンジに付けるネットワークは、アッテネータ+コンデンサーのみが望ましい。」という師の言葉を信じトライしました。
 ます、P1000Kの能率は88dB、DAYTON AUDIOのND20FA-6は90dBと近いため、聴感上は差が出ないと判断し、アッテネータなし。次に問題のクロスオーバー周波数です。P1000Kのf特とにらめっこをして、下記のように決めました。
・0°のf特で再生のフラット限界周波数(fmax)を求める→10KHZ
・30°のf特で出力音圧レベルが急降下する周波数(fdown)を求める→8KHZ
・fmaxとfdownの中間にクロスオーバー(f)を選ぶ→9KHZとしました。
あとは計算式に入れて、コンデンサ容量(C)を決めます。
C=1/2Πfr=159000/fr (r=インピーダンス=6Ω(ND20FA-6))
これで計算すると C=2.99μFなので C=3μFとしました。
世の中には3μFというコンデンサはないので、1μFを3つパラで使いました。
ちなみに、使用したコンデンサはFOSTEXのは高価すぎるので、代用品として秋月電子のメタライズポリプロピレンフィルムコンデンサ450V耐圧の1μF(1個80円)を使用しました。WEBサイトで探すとみなさんがよく代用品に使用されている、指月電機製作所のプロピレンフィルムコンデンサ250V耐圧のものが一般的ですが、1個180円~200円しますので、安いものでどこまで実用になるかチャレンジしました。

3.の解決
DAYTONの唯一のネックは取り付けです。取り付け用ねじ穴がないので、ボンド接着になります。しかし、直に接着すると、ユニット交換ができなくなるため、100均で厚さ3mm幅10mmの防音スキマテープを購入し、接着するユニットのツバの部分全面に貼り付け、そのスキマテープ側に2液のエポキシをタップリ塗り、固定しました。もちろん、裏側は外壁の防火サイディングの継ぎ目シール用にシリコン系の充填剤で隙間を埋めました。

箱の詳細は省きますが、5.7Lのバスレフ(後面矩形ダクト)でfdは70HZ狙い、板材は12mmのパーティクルボードを使用しました。
塗装前の箱に、仮配線して視聴しました。聞いたのはJPOPですが、P1000Kのみの時とは大違い、フルレンジとツイーターのつながりはばっちり。ツイーターの能率が2dB高い分高音がきつくなるかと思いましたが、やや音が明るくなる程度で気になりませんでした。低コスト2way化成功です。今後は、他の安いツイーターや安価なターミナルを試したいと思います。
SP.jpg
かかった費用(板材、配線代含まず)
P1000K 1436円×2個 =2872円
ND20FA-6(ペア)    3475円
コンデンサ1μF×6個  = 480円(メタライズポリプロピレンフィルムコンデンサ450V耐圧)
ラグ板 105円×2枚  = 210円
ゴム足 30円×8個   = 240円
ターミナル 1250円×2個 =2500円(FOSTEX P24B)
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
          合計 9777円

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