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知られてそうで知られていないオーディオメーカーの歴史2 ティアック [オーディオ]

 ティアック(TEAC)は近年、単品コンポやミニコンポでCDプレーヤーやDAC内蔵・USBプリメンインアンプを中心とした製品で有名ですが、私がオーディオマニアになった1980年代は、カセットデッキ(カセットテープで録音・再生する装置)の専業メーカーでした。
 当時のティアック(TEAC)のカセットデッキを私は新品で定価99,800円のものを購入しましたが、オーソドックスな2ヘッドでクローズドキャプスタン、ロジックコントロールでしたが、作りは堅牢で7~8年故障しませんでした。音はクロムテープを使えば十分な性能を発揮してくれました。f特がややカマボコ型のような音でしたが、無理をしていない安心して聞ける音でした。当時としては珍しく、SONYしか作っていなかったフェリクロムテープ(デュアドシリーズ)にも対応してくれていました。それに対して、当時同定価で販売されていたソニーのカセットデッキは1年くらいでロジックコントロールが壊れたと友人がぼやいていました。手堅く、壊れない、安定した性能を追求する会社に感じました。
 カセットテープの後は、MDになるかと思えば、DATが出てきて、DATで落ち着くかと思えば、CD-RやDVD-Rに置き換わり、録音・再生メディアにTEACは翻弄されたと思います。
 TEACはプリメインアンプをかつてはメインの機種として、作っていませんでしたが、近年、デジタルアンプに特化して、様々なバリエーションを出し、果敢に市場に打って出ている姿はすばらしいと思います。デジタルアンプは一気に、高音質を安価にする可能性があると思います。デバイスも日進月歩で、費用対効果は劇的に高くなっている気がします。これはLUXAMANのLXA-OT3から感じたことです。かつてのカセットデッキのように、長く使っても壊れない、安定した性能を保つ高品質な製品を期待したいと思います。

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