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LXA-OT3の改造の注意点1 パーツ選択 [オーディオ]

LXA-OT3の改造にはいくつかの注意点があります。まずは、パーツ選択です。

最初は、音楽信号がそのまま流れる系統に使用するコンデンサーの種類です。
これはスピーカーのネットワーク作成から得た知見ですが、信号系に電解コンデンサーを使用しますと音が劣化します。通常はフィルムコンデンサーを使用します。その中でも、周波数特性を考えますとポリプロピレンフィルムコンデンサーが最も優れます。それゆえ、今回の改造で信号系には、指月のポリプロピレンフィルムコンデンサーを選定しています。

次に、電源系に使用される電解コンデンサーの耐電圧の選定です。LXA-OT3の標準添付のACアダプターの電源電圧は15Vです。この場合、選定する電解コンデンサーの耐電圧は25V以上であるべきです。なぜなら、今回のようにACアダプターの100VACから15VDCを作る方法が、スイッチングレギュレータ方式である以上、必ず高周波ノイズがのっています。供給電圧が15VDCの場合、瞬間的に16Vを越える可能性も否定できません。電解コンデンサーの耐電圧は飛び飛びでしか設定されておらず、16V、25V、35V、50V・・・です。今回の電源系の電解コンデンサーに耐電圧16V仕様は使うべきではありません。一部改造キットで販売されているものに16V仕様のパーツが含まれていますが好ましくありません。電解コンデンサーは耐電圧と価格は比例するので、安くはなりますが・・・。もし、LXA-OT3で16V電解コンデンサーを使用すると、おそらく短寿命で使用時間数がある程度多くなると寿命が尽きて液漏れが発生すると思います。ご注意を。だから、初期段階で載っている電源系の電解コンデンサーは25V仕様なのです。
タグ:改造 LXA-OT3
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