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アナログプレーヤーについて2 [オーディオ]

アナログプレーヤーの音を決めるのはもちろんトーンアームも影響ありますが、やはりカートリッジで決定されると言っても過言ではありません。
私はかつて所有していたアナログプレーヤーKENWOOD KP-880iiでいろいろと試してみました。

一般的にカートリッジは大きくMM型とMC型に分けられますが、MC型は出力電圧が低いため通常のプリ・メインアンプでは増幅率が不足し、ヘッドアンプか昇圧トランスが必要でした。また、MC型はSN比の面でもMM型に劣るため私はもっぱらMM型を愛用していました。

MM型で所有していたカートリッジは、シュアーのM75HE、オルトフォンのMM型(型式忘れました)、オーディオテクニカのAT-15Eaです。オルトフォンはMC型で有名なメーカーでしたので、MM型はマイナーな機種だったと思います。

音は対照的でした。
シュアーのM75HEは、銘器V-15iii,ivの流れを引くローエンドモデルですが、針がラインコンタクト針だったと思います。M75HEはアメリカの当時流行していたDISCO MUSICやROCK向きのいわゆる「ドンシャリ」型の音です。マイケルジャクソンの音楽にぴったりです。

オルトフォンはMC型で言われていたように、クラッシック向きの極めて繊細な音がしました。ただし、ボーカルものになると線が細る感じでした。

オーディオテクニカのAT-15Eaは、独自のVM型の構造を取っておりチャンネルセパレーションが良く、極めて優等生的な音がしました。何を鳴らしても85点は取ってくれるタイプで私が最も愛用していた機種です。

現在は手元にアナログプレーヤーもカートリッジも無いため、聞けてはいませんがHPで見ると試してみたいカートリッジは2機種あります。

1つはシュアーのMM型・M97xEです。これはV-15ivの流れを引くもので実売13,800円~。針は楕円針で適性針圧は0.75-1.5g。
もう1つは、オーディオテクニカのVM型・AT7V。実売で9,569円~。針は楕円針で適性針圧は2.0g。

なぜこれらの機種かというと
 1.銘器の流れを組んでいる。
 2.楕円針である。
からです。

丸針で何が悪いの?という方もいると思いますが、私の経験だと丸針でレコード盤を痛めることはないと思いますが針の寿命が短いと感じています。針の価格は、本体定価の約1/2の価格と高くだいたい値引きが悪いです。シュアーのM97xEだと針の定価が13,125円、オーディオテクニカのAT7Vだと同定価が7,500円とカートリッジの実売価格に近い値段なのでこれが馬鹿になりません。

蛇足ですが、注意しなくてはならないのがカートリッジを取り付けるシェルです。シェルの長手方向に平行にカートリッジを付けなくてはいけないので、左右ともフリーの長穴が開いているだけのシェルは取り付けに苦労します。そこでおすすめなのがオーディオテクニカのシェルです。長穴でなくシェルに直にネジが切ってあり平行がバッチリ出せます。そのかわりネジピッチが飛々なのでオーバーハングが若干ずれますが大したことはありません。マグネシウムの安価なもので十分だと思います。

さらに蛇足ですが、カートリッジとトーンアームを結ぶリード線ですが、OFCやPCOCCを使えば十分だと思います。銀のリッツ線を使ったことがありますが、高音がキンキンしてあまりなじめませんでした。

とりあえずいつの日か、アナログプレーヤーとカートリッジを買って鳴らしたいです。PHONO入力を備えた手持ちのDENON PMA-540がまだ使えるのも救いです。できれば、アナログの音をヤマハのHDDレコーダに保存し、CD化したいという密かな夢を持っています。
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